7月

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連帯保証人に迷惑が及ばないように。

私が住宅ローンの支払いに窮していた当時、仕方なく固定資産税やマンションの管理費、修繕維持積立金といったものを後回しにして、住宅ローンの支払いを優先させることに考えを切り替えるしか方法は残されていませんでした。

それというのもマンションの購入には住宅ローンを組むにあたって連帯保証人の設定が必要で、年老いた母親がその連帯保証人になっていたのです。

「連帯保証人である母親に、住宅ローンを肩代わりさせることはできませんし、実家にはそのような経済的余力はありません。」

困り果てた私は、無料相談とうたっていた宮城県仙台市にある地元の弁護士事務所に出向いて状況を説明しました。

するとその弁護士の先生は、「何でもっと早く来なかったの?任意売却という手段はとれるけど、任意売却でいまのマンションを処分したら、あなたの住む住宅がなくなってしまうでしょ」と、いろいろな事例を引いて、この先どのような手段が残されているかを話してくれました。

任意売却で担保不動産を売却して清算するほかにも、身内や親族など資産的に余裕のある人に物件を買い取ってもらい、私が家賃を支払う形で住みつづける方法もあるそうです。

これらの手段を講じるには早ければ早いほど手を打ちやすく、遅れるほど身動きが取れなくなるといいます。

このまま放置しておくと住宅ローンの延滞が重なって競売になってしまう危険性もあると判断し、それから3か月後、私が所有していたマンションは、結局のところ任意売却という形で清算することになりました。

法律というのは厳しいもので、どんなに思いの詰まった住宅や家屋でも、法のうえでは債務者(住宅所有者)と債権者(金融機関)の立場でしかなく、住宅ローン返済できなくなった以上、いかに残債務を少なくして個人再生を果たしやすくするかといったことに意識を切り替えるしかないそうです。

いまでは宮城を離れ、新しい就職先で働いていますが、もう少し決断が遅れていたらこのような出直しはできなかったでしょう。

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